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３．研究業績と履歴

◎研究業績一覧

□著書

  1. 荒木勝・鐸木道剛編、『東アジアの「もの」と「秩序」』 (岡山大学社会文化科学研究科学内COEシリーズ 第 3巻) 、大学教育出版、2010年3月、共著、167-182頁。［第9章「民主的個人性について――北村透谷からジョージ・ケイティブへ」、PDF］
  2. 岡崎晴輝・木村俊道編『はじめて学ぶ政治学』ミネルヴァ書房、2008年３月、共著、137-148頁。［「代議制――ジョン・ステュアート・ミル『代議制論』」］
  3. 日本イギリス哲学会編『イギリス哲学・思想事典』、研究社、2007年11月、共著、62-64、461-462、509-511、573、629、632頁。［「カルチュラル・スタディーズ」、「ブルームズベリー・グループ」、「唯美主義」、「ウィリアムズ、Ｒ」、「ハズリット、Ｗ」、「バトラー、Ｓ」］
  4. 田中秀夫／山脇直司編『共和主義の思想空間――シヴィック・ヒューマニズムの可能性』、名古屋大学出版会、2006年７月、共著、137-165頁。
  5. Ｅ・クロッペンシュタイン／鈴木貞美編『日本文化の連続性と非連続性　1920年－1970年』、勉誠出版、2005年11月、共著、15-52頁。［「連続性についての三つの物語――政治研究の立場から」］
  6. 行安茂編、『近代イギリス倫理学と宗教――バトラーとシジウィック』、晃洋書房、1999年12月、共著、146-167頁。［「第一部第七章　「発展」と「蓋然性」――バトラー、ニューマン、アーノルド」］（HTML版）

□論文

  1. 小田川大典、「デューイのデモクラシー論の諸問題――政治理論研究の立場から」、『岡山大学法学会雑誌』、59巻3・4号、573-585頁、2010年3月（PDF）。
  2. 小田川大典、「現代の共和主義――近代・自由・デモクラシー」、『社会思想史学会年報　社会思想史研究』第32号、18-29頁、2008年９月（PDF）。
  3. 小田川大典、「バーク『崇高と美』再読――〈言語の政治学〉のために――」、『イギリス理想主義研究年報』、第4号、9-17頁、2008年8月。
  4. 小田川大典、「崇高と政治理論－バーク、リオタール、あるいはホワイト－」、日本政治学会編『年報政治学2006-II』、125-149頁、2007年3月（PDF）。
  5. 小田川大典、「共和主義アプローチとヴィクトリア期政治思想研究」、『岡山大学法学会雑誌』、第56巻第２号、149-159頁、2007年１月。
  6. 小田川大典、「共和主義と自由----スキナー、ペティット、あるいはマジノ線メンタリティ」、『岡山大学法学会雑誌』、第54巻４号、39-81頁、2005年（PDF版）。
  7. 小田川大典、「Ｊ ・Ｓ ・ミルにおけるリベラリズムと共和主義」、『政治思想研究』、第３号、29-45頁、2003年（PDF版）。
  8. 小田川大典、「デューイと現代リベラリズム」、『日本デューイ学会　紀要』、第43号、56-61頁、2002年。（PDF版）
  9. 小田川大典、「「通約不可能性」と「合理的批判」：ウィンチ＝マッキンタイア論争再考」、『岡山大学法学会雑誌』、第50巻３・４号、95-132頁、2001年。（PDF版）
  10. 小田川大典、「アーノルドとピューリタニズム」、『岡山大学法学会雑誌』、第48巻３・４号、161-182頁、1999年。
  11. 小田川大典、「教養としての政治：アーノルドの政治的思考」、『帝塚山大学教養学部紀要』、第55号、20-39頁、1998年。
  12. 小田川大典、「初期コールリッジの政治思想」、『神戸法学雑誌』、第45巻第１号、73-111頁、1995年。
  13. 小田川大典、「アーノルド『教養と無秩序』の生成と構造」、『イギリス哲学研究』、第18号、pp.5-16頁、1995年。（HTML版）
  14. 小田川大典、「近代・教養・国家：マシュー・アーノルドにおける自我と政治」(3・完)、『六甲台論集』、第41巻第２号、31-63頁、1994年。（PDF版）
  15. 小田川大典、「近代・教養・国家：マシュー・アーノルドにおける自我と政治」(2)、『六甲台論集』、第40巻第４号、198-217頁、1994年。（PDF版）
  16. 小田川大典、「近代・教養・国家：マシュー・アーノルドにおける自我と政治」(1)、『六甲台論集』、第40巻第３号、127-152頁、1993年。（PDF版）
  17. 小田川大典、「《近代》と《教養》 － マシュー・アーノルドの政治思想」（修士論文、1992年）

□書評、その他

  1. ※2009年中に刊行予定の書評が一件。
  2. 小田川大典、「政治的平等への欲望とデモクラシーの未来：消費志向の文化か、それともシティズンシップの文化か？」（ＲＡダール『政治的平等とは何か』飯田文雄ほか訳、法政大学出版局、2009年の書評）、『図書新聞』、2933号、2009年9月12日、5面。（PDF版）
  3. 小田川大典、「ポーコッキアン・モーメント、それは今？：Ｊ・Ｇ・Ａ・ポーコック『マキァヴェリアン・モーメント――フィレンツェの政治思想と大西洋圏の共和主義の伝統』を読む」（書評）、『政治思想学会会報』（JCSPT Newsletter）、28号、13-16頁、2009年7月。
  4. 小田川大典、「世界の片隅で、石ころを拾う：桑島秀樹『崇高の美学』(講談社、2008年）を読む」（書評）、『イギリス理想主義研究年報』、5号、31-33頁、2009年8月（PDF版）。
  5. 小田川大典、「コメント　輪郭線の政治学」、『社会思想史学会年報　社会思想史研究』第32号、66-67頁、2008年９月。
  6. 小田川大典、「藤原政治思想史学の魅力」、『藤原保信著作集　付録』、No.9、新評論、5-7頁、2007年５月。
  7. 小田川大典、「非リベラルな考察によるリベラリズムの刷新――マイケル・ウォルツァー著『政治と情念：より平等なリベラリズムへ』を読んで 」、『風のたより』、第30号、風行社、1-3頁、2006年12月、HTML版。
  8. 小田川大典、「系譜学としての政治学研究――訳者からのメッセージ」、岩波書店ウェブサイト（URL）、2006年10月。
  9. 小田川大典、「境界線へのうたがい----規範的観点と系譜学的アプローチ」（岡野八代『シティズンシップの政治学』と杉田敦『境界線の政治学』についての書評）、『政治思想研究』、第６号、408-411頁、2006年５月。（PDF版）
  10. 小田川大典、「書評：松井慎一郎『戦闘的自由主義者　河合榮治郎』」、『イギリス理想主義研究年報』、創刊号、43頁、2005年。
  11. 小田川大典、「書評：Nadia Urbinati, Mill on Democracy: From the Athenian Polis to Representative Government 」、『イギリス哲学研究』、第28号、112-114頁、2005年。
  12. 小田川大典、「政治学教育のポテンシャル――千葉眞氏に聞く」（インタヴュー）、『岡山大学法学会雑誌』、第53巻第２号（岡山大学法学部政治学講座共同企画「新しい法学部像と政治学教育」）、2004年10月。
  13. 小田川大典、「書評：田中秀夫『共和主義と啓蒙』（ミネルヴァ書房、1999年）」、『イギリス哲学研究』、第23号、95-96頁、2000年。（HTML版）
  14. 小田川大典、「電子図書館時代の教育と研究」、『楷』（岡山大学図書館報）、第27号、1-2頁、1998年。

□翻訳

  1. ※詳細要確認　2009年度中に刊行予定の共訳書一点
  2. バーテルソン、イェンス『国家論のクリティーク』岩波書店、2006年、共訳（詳細）。
  3. ウォーリン、Ｒ『存在の政治 － マルティン・ハイデガーの政治思想』岩波書店、1999年、共訳（詳細）。
  4. スペンス、ジャック『20世紀の歴史別巻Ⅱ　世界の国々』、平凡社、1997年、共訳。

□学会報告

  1. 研究報告、「リベラリズムの変容と「社会的なもの」：Stefan Collini, Liberalism & Sociology, 1979 」を読む」、「社会的なもの」の思想史第9回研究会、2009年9月12日、於同志社大学今出川キャンパス。
  2. 研究報告、「「社会的なもの」認識の歩みとデモクラシーの未来」、「社会的なもの」の思想史研究会合宿、2009年8月9日、於京都精華大学。
  3. 研究報告、「Ｇ・Ｅ・ムアとブルームズベリー･グループ」、京大人文研共同研究「第一次世界大戦の総合的研究に向けて」研究例会、2009年6月22日、於京都大学人文科学研究所新館。
  4. 司会、分科会Ｂ（石川公彌子（東京大学大学院特任研究員）「昭和史における『近代国学』――柳田國男、折口信夫、保田與重郎」、高橋和則（中央大学兼任講師）「トマス･ペインと宙吊りのアメリカ」、原田健二朗（慶應義塾大学大学院）「ケンブリッジ・プラトニストにおける神学と政治の連関――多元的教会・国家秩序構想と名誉革命」）、政治思想学会第16回研究大会、2009年5月24日、於青山学院大学。
  5. 研究報告、「エドマンド・バークの啓蒙：『崇高と美の観念の起源』（1757）再読」、京大人文研共同研究「啓蒙の運命―系譜学の試み」研究例会、2009年2月6日、於京都大学人文科学研究所新館。
  6. 司会、セッションＩ「政治思想と文学」（堀田新五郎（奈良県立大学）「アンガ―ジュマンの文学再考――「政治と文学」をめぐる一考察」、森川輝一（名城大学）「ハンナ・アーレントにおける政治と文学」）、社会思想史学会第33回研究大会、2008年10月26日、於慶応義塾大学三田キャンパス。
  7. 司会、高田宏史（早稲田大学助手）「価値多元性擁護の公共哲学――サンデルとテイラーの比較を中心に」（自由論題報告）、社会思想史学会第33回研究大会、2008年10月25日、於慶応義塾大学三田キャンパス。
  8. 研究報告、「自由論の変貌：政治理論研究と政治思想史研究の対話可能性？」（セッションＢ「政治思想の変貌――思想史研究と理論研究のあいだ」）、社会思想史学会第33回研究大会、2008年10月25日、於慶応義塾大学三田キャンパス。
  9. 研究報告、「政治空間と自由――スキナーとテイラーのバーリン批判」、政治思想学会2008度（第15回）研究、2008年5月24日、於岡山大学津島キャンパス。
  10. 研究報告、「共和主義史から共和主義理論へ――近代・自由・デモクラシー」、日本イギリス哲学会第37回関西部会例会、2007年12月１日、於京都大学京都大学法経総合研究棟201号室（予定、プログラム）
  11. 司会、横山尊「優生学と社会事業――第一次大戦後の海野幸徳の転身を中心に」社会思想史学会第32回研究大会、自由論題報告、2007年10月14日、於立命館大学衣笠キャンパス。
  12. 研究報告、「現代政治理論における共和主義的転回？――自由とデモクラシーをめぐって――」、2007年10月７日、2007年度日本政治学会研究大会、「企画委員会企画11　現代の共和主義」、於明治学院大学白金キャンパス。
  13. 特定質問、「シンポジウムＩ　ジョン・スチュアート・ミル研究の現状と可能性―生誕200年を記念して―」、2007年３月27日、日本イギリス哲学会第31回研究大会、於同志社大学、今出川キャンパス（プログラム）。
  14. 司会、竹澤祐丈「ハリントンの自然的貴族論」、社会思想学会第31回研究大会、自由論題報告、2006年10月21日、於法政大学市ヶ谷キャンパス。
  15. 研究報告、「ヴィクトリア期ブリテンにおける共和主義」、社会思想学会第31回研究大会、「セッションＡ　啓蒙と共和主義――英国共和主義再考」、2006年10月21日、於法政大学市ヶ谷キャンパス。
  16. 研究報告、「マシュー・アーノルドにおける近代・教養・国家」、京大人文研共同研究「啓蒙の運命―系譜学の試み」第30回研究会、2006年10月６日、於京都大学人文科学研究所。
  17. 研究報告、「審美主義と政治――バーク崇高美学とその周辺」、イギリス理想主義研究会研究大会、2006年８月26日、於京大会館。
  18. 研究報告、「審美主義と政治――バーク、リオタール、あるいはホワイト」、2006年８月24日、日本政治学会年報研究会、於東京大学法学部。
  19. 研究報告、「ポストモダンの政治と崇高美学――バーク『崇高と美』再読」、2006年３月10日、日本政治学会年報研究会、於名古屋大学法学部。
  20. 研究報告、「リスク社会論と崇高美学」、科研費萌芽研究「リスク論とソーシャル・キャピタル論に関する法政策学的基礎研究」研究会、2006年２月18日、於岡山大学津島キャンパス。
  21. 研究報告、「James Schmidt (ed), What is Enlightenment?, Part III を読む」、京大人文研共同研究「啓蒙の運命―系譜学の試み」第12回研究会、2005年11月５日、於京都大学人文科学研究所。
  22. 特定質問、「シンポジウムＩ　近代イギリス思想における戦争と平和」、日本イギリス哲学会第29回研究大会、2005年3月29日、於神戸大学神大会館（詳細は『イギリス哲学研究』第29号、2006年、178-187頁に掲載）。
  23. 研究報告、「近代日本理想主義研究の現状と課題」、イギリス理想主義研究会関西部会、2003年11月８日、於岡山大学津島キャンパス。
  24. 研究報告、「行為論と政治哲学」、日本デューイ学会第47回研究大会、2003年10月11日、於岡山大学教育学部。
  25. 研究報告、「共和主義と自由」、法理学研究会例会、2003年７月19日、於同志社大学今出川キャンパス［→法理学研究会］
  26. シンポジウム報告、「近代的自我の危機と共和主義の哲学 － Ｊ・Ｓ・ミルの場合」、日本イギリス哲学会第27回研究大会、「シンポジウムII　イギリスにおける共和主義の諸相」、2003年３月28日、於法政大学（当日のプログラム等）
  27. 研究報告、「規範としての教養と文化 － ウィリアムズ『文化と社会』を手がかりに」、2002年度日本政治学会研究会、分科会Ｄ「文明の政治思想」、2002年10月５日、於愛媛大学［→予稿］
  28. 研究報告、「近代日本をめぐる「戦前戦後連続論／断絶論」と「総力戦体制論」」、共同研究「1920-1970の五十年間にわたる日本文学・日本文化の連続性・不連続性」（研究代表：クロップェンシュタイン・ エドゥアルド）、2002年６月１日、於国際日本文化研究センター。
  29. 研究報告、「Ｊ．Ｓ．ミルにおける共和主義と公共哲学」、公共哲学研究会、2002年05月27日、於熊本大学［→公共哲学ネットワーク］
  30. 研究報告、「Ｊ．Ｓ．ミルと公共圏」、方法論研究会第237回例会、2002年4月20日、於京大会館［→方法論研究会］
  31. 研究報告、「デモクラシーと公共性 － リップマン＝デューイ論争再考」、日本デューイ学会第35回関西地区例会、2001年12月16日、於岡山大学教育学部。
  32. 研究報告、「デューイと現代リベラリズム」、日本デューイ学会第45回研究大会、2001年10月21日、於徳島文理大学総合政策学部〔当日の報告資料〕
  33. 研究報告、「マッキンタイアのウィンチ批判 － 『社会科学の理念』をめぐって」、日本イギリス哲学会中国四国部会研究例会、2001年７月14日、於岡山大学法学部。
  34. 研究報告、「蓋然主義再考 － バトラー、ニューマン、アーノルド」、日本イギリス哲学会中国四国部会研究例会、1999年７月17日、於岡山大学教育学部。
  35. シンポジウム報告、「マシュー・アーノルドの宗教思想」、日本イギリス哲学会第20回研究大会、シンポジウム「市民社会と宗教」第三報告、1996年３月31日、於岡山大学教育学部。
  36. 研究報告、「マシュー・アーノルドの思想形成」、日本イギリス哲学会関西部会第19回研究例会、1994年12月３日、於京大会館。

◎履歴・学歴・職歴

1967年３月 大阪に生まれる
1985年３月 大阪の某私立高校を卒業
1986年４月 神戸大学法学部に入学
1990年３月 卒業
1990年４月 神戸大学大学院法学研究科博士前期課程に入学
1992年３月 同前期課程を修了
1992年３月 同後期課程に進学
1995年９月 同後期課程を単位取得退学

1995年10月～2006年６月　岡山大学法学部助教授（西洋政治思想史）
2006年７月～現在　岡山大学大学院社会文化科学研究科教授（西洋政治思想史）
1997年４月～2003年３月　帝塚山大学非常勤講師（政治学）
2003年４月～現在　くらしき作陽大学非常勤講師（「政治と経済」）
2004年４月～現在　ノートルダム清心女子大学非常勤講師（「政治学Ｉ」）
2006年４月～2007年３月　京都大学人文科学研究所非常勤講師

◎所属学会

日本政治学会／政治思想学会／日本イギリス哲学会／日本法哲学会／法理学研究会／American Political Science Association（APSA Membership Homepage）／日本ニューマン協会／イギリス理想主義研究会

◎研究環境の整備

  1. ※詳細要確認　ここにあるもの以外で、小野紀明先生、山室信一先生の科研の分担者も。
  2. 2005年度文部科学省科学研究費萌芽研究「リスク論とソーシャル・キャピタル論に関する法政策学的基礎研究」（2005年度～2006年度）

◎学会役員

  1. 日本イギリス哲学会理事　2004年４月１日～2006年３月31日
  2. 日本政治学会年報委員　2006年４月１日～2007年３月31日
  3. 社会思想学会幹事　2007年度～
  4. 政治思想学会監事　2008～2009年度
  5. 政治思想学会理事　2010年度～

◎レフリー歴

  1. 『年報政治学』
  2. 『政治思想研究』
  3. 『社会思想史研究』

◎その他

  1. ※詳細要確認　京大人文研、第一次世界大戦班への参加
  2. 国際日本文化研究センター共同研究「1920-1970の五十年間にわたる日本文学・日本文化の連続性・不連続性」（2002年度、研究代表者：クロップェンシュタイン・エドゥアルド）への参加。
  3. 2002年度日本学術振興会科学研究費基盤研究Ｂ(１)「近代共和主義の系譜とその現代的可能性の研究」（2002年４月１日～2003年３月31日、研究代表：田中秀夫）研究分担者。
  4. 京都大学人文科学研究所共同研究「啓蒙の運命――系譜学の試み」（2005年４月１日～2008年３月31日、班長：富永茂樹）への参加。

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